今や社会的にブームとなっている「推し活」。好きなキャラクターやアイドル、俳優など(推し)を応援する活動として、多くのメディアにも取り上げられるようになりました。しかし、一言で「推し活」と言っても、どんなことをしているのか、何が流行っているのか、なかなかイメージが沸かないかと思います。
そこで今回は、アニメや漫画、ゲームなどを好む二次元系のオタク女子に着目して、彼女たちの間でも人気が高い「推し活」を紹介し、どんなことをしているのか、そしてどんなものを使い、必要としているのかを考えていきたいと思います。
新しい商品・サービス開発の参考として、チェックしてみてください。
外出する・おしゃれをする
「推し活」と聞くと、アニメや漫画、ゲームなどのイベントへ行くことをイメージする方が多いと思います。しかし、オタク女子がグッズを持って外出するのは、イベントに参加する時だけではありません。オタク女子は、「グッズを持って外出すれば推し活である」と捉える方も多いのです。
また、外出の際には、おしゃれに力を入れるオタク女子もいます。
具体的には…
- カフェやレストランなどで、食べ物と推しのグッズを並べて写真を撮影する。
- レンタルスペースに推しのグッズやケーキを持ち込み、推しの誕生日などを祝う(「本人不在の誕生日会」と呼ばれます)
- 推しの服装や髪色などから着想を得た「イメージカラー」や、推しと同じファッションアイテムを取り入れたコーディネートをする、「イメージカラー」のエクステを付ける
など…。
こんなものを開発してみては?
- 写真映えするもの(レンタルスペースやレンタルルーム、食べ物・飲み物・スイーツ)
参考
- レンタルルーム:NUMA部屋
- カラオケ:BIG ECHO 「プリンセスroom」
- 飲み物:推し活グッズ専門店&カフェ「ジェイホビ研究所」
- スイーツ:『Cake with(ケーキウィズ)』
- カラーバリエーションが多いもの(飲み物、ファッションアイテムなど)
参考
- WEGO「推しカラーコーデ」
- 株式会社オゼキヤ「DECOME」
- スマートフォンでの写真撮影に関連するもの、外出先での「推し活」の記録を楽しめるもの
参考
- 写真シールプリント・アルバム作成「ALBO.」
など…。
グッズを集める
オタク女子は、推しのグッズを購入したり交換したりして集め、様々な方法で愛でています。一緒に外出したり、自宅などに飾ったりなど、推しのグッズはオタク女子のマストアイテムといえるでしょう。
特に現在は、キャラクターなどをアクリル板に印刷し、自立させて飾る「アクリルスタンド」が人気で、他にもカード類や缶バッジなどが多く販売されています。
グッズを大量に集める方もいれば、少量で満足する方もいます。所持している数は関係なく、どのオタク女子も推しを愛していると感じられます。
具体的には…
- 100均のアイテム(コルクボードや造花など)を駆使して、グッズを飾る
- グッズを並べたバッグ「痛バッグ」を作る
- カード類をシールなどでデコレーションする
- 祭壇(グッズを大量に並べたテーブル・棚)を作る
こんなものを開発してみては?
- グッズ用ファイル(参考:株式会社ハピラ・「窓付きトレカファイル」)
- グッズを飾るためのコルクボードや造花のセット
- 多機能で普段使いもできる痛バッグ(参考:Re:)am(リラム)・「Obtenir(オプトゥニール)」)
- カラーバリエーションの多いシール
- 祭壇が作れるように、段になっている棚・テーブル
グッズを交換する
先述したように、オタク女子にとって、推しのグッズは欠かせないものです。しかし、中身の分からないグッズ(ブラインド商品)だと、複数買ってもなかなか推しのグッズを入手することができなかったり、推しのグッズを入手できたとしても、多数集めることは困難だったりします。
そこでオタク女子たちは、SNS(X、旧Twitter)などを中心に、自分の持っている推し以外のグッズを、推しのグッズと交換してくれる人を探すのです。しかし現在は、X(旧Twitter)でDMの制限があるため、交換に不便さを感じているオタク女子もいます。
具体的には…
- SNSでハッシュタグなどを使用し、交換を募集する。
- 相手とDMで個人情報を交換する。
- グッズを梱包して発送する。
- 場合によっては、銀行振込等金銭のやりとりをする。
こんなものを開発してみては?
- グッズ交換アプリ
- 安全性の高い交換サービス(個人情報の保護、ペナルティを設けるなど)
- エアマットや封筒など、梱包が楽になるグッズ(参考:株式会社ハピラ・「折り曲げ防止用段ボールシート A4 大 3枚」)
- グッズ交換専用のプロフィール
ぬいぐるみを可愛がる
オタク女子はぬいぐるみを「ぬい」と呼び、推しの「ぬい」を持ち運んでいます。一緒に写真を撮って楽しむことが多い印象です。また、「ぬい」は、オタク女子の日々の生活に溶け込んでいる大切な存在でもあります。
また、同じキャラクター・同じ商品の「ぬい」でも、製造過程で生じた微妙な個体差があります。それを「個性」と捉え、自分の持っている「ぬい」は唯一無二であると感じている方もいます。
具体的には…
- 写真を撮る
- 一緒に外出する
- 飾る
- ぬいぐるみの服などを作る・買う
こんなものを開発してみては?
- 写真映えするスポット(参考:東京・池袋 池袋GiGO3号館 7F)
- ぬいぐるみ用の手芸用品の専用ECサイト(参考:ぬいぐるみの生地やさん)
- ぬいぐるみの服を作るためのマニュアル、型紙など
- ぬいぐるみにあわせた服・小物(参考:Little Closet)
- ぬいぐるみを清潔に、傷めず持ち運ぶためのアイテム
- 万が一ぬいぐるみを紛失したときに、発見できるシステム
「推し活」を盛り上げるために…
今回は、アニメや漫画、ゲームを好む二次元系のオタク女子の間で流行中の「推し活」である、「外出・おしゃれ」「グッズ集め」「グッズ交換」「ぬいぐるみ」について解説しました。
共通点として、グッズなど普段使いできるものは、カラーバリエーションが多いもの、オリジナリティが出せるもの、手間が省けるものがオタク女子への人気の鍵となりそうです。また、サービスは分かりやすさや手軽さ重視となるでしょう。
オタク女子は流行に敏感でクリエイティブなため、ここでは紹介していない推し活がまだまだたくさんあり、新しい推し活の方法も生まれています。そして、それに伴って、オタク女子向けに新しい商品やサービスが生まれていることも事実です。今回挙げたオタク女子のニーズに応えられるような商品やサービスは、既に複数あるかもしれません。しかし、オタク女子の流行を知り、よりよいものを作り続ければ、さらに「推し活」を盛り上げることができるでしょう。
オタク女子向けのサービスや商品を開発するにあたり、より詳しくオタク女子について知りたい方、情報を求めている方は、ぜひ合同会社Space-Jまでご連絡ください。また、「オタク女子推しラボ」の他の記事も参考にしていただけますと幸いです。